地球温暖化対策として、より一層の低炭素社会に向けた取り組みや、新しいエネルギーのあり方の検討など、エネルギーに対する意識が高まっています。
これからの住空間には、ライフサイクルを通して環境負荷を抑えるような設計・施工のほか、省エネ性の高い設備機器の選択は必要不可欠です。また、こういったハードな側面だけでなく、住まい手が積極的に環境負荷の低減に取り組めるような暮らし方、使い方の提案も求められています。
自分にとっての環境貢献や快適とは何かを考え、自らが選択できる生活の実現が、暮らしの主人公である住まい手にとっての、やすらぎのある豊かで楽しい暮らし方であると考えます。自らが快適を考え選べる「人が主役の本物の暮らし」となる住空間の提案を期待します。
東京ガスでは、近隣コミュニケーションにつながる取り組みとして、“スマートエネルギーネットワーク”を提案しています。スマートエネルギーネットワークは、太陽光発電などの再生可能エネルギー、エネファーム・ガスエンジン・蓄電池といった分散型電源を電力や蒸気のネットワークによって最適に組み合わせます。住戸内だけでなく、近隣住宅や学校・病院、商業施設など複数の建物間で、再生可能エネルギーの変動を効率よく融通させることで、更なる省エネルギーが図れます。
一方、こどもたちの五感を育む取り組みにも力を入れています。たとえば、こどもたちを対象にした、炎の調理に参加したくなる「わくわく楽しい」がコンセプトの「夢のガスコンロをデザインしよう」ワークショップでは、固定観念にとらわれない斬新なガスコンロのデザインを企画するなど、エネルギーを通じた暮らしのコミュニケーション活動に取り組んでいます。
スマートエネルギーネットワーク