現在の住宅は、家族が住む機能的空間として成熟期を迎え、家族が暮らすコミュニケーション空間としてどうあるべきかが重要となっています。そして家族の団欒の中心であるリビングやそこに隣接するキッチン空間はその役割を果たすものとして大きな期待と可能性を秘めています。また、コミュニケーションの課題と並んで家族生活における「エネルギー」や「水」、「食」の問題は地球環境の保全や健康という観点から積極的に関わっていかなければならないテーマです。新しい切り口のコンセプトによってこれらのテーマ課題を解決した、家族が暮らしの中で自然と笑顔が溢れるような、快適な住空間の探求を期待します。
Ecoステンレス素材NSSC FW1製のキッチン用キャビネット。新クリンレディに採用(2011.6月発売予定) |
当社独自のステンレス加飾技術による 「ブラックキッチン」(2008年のTOKYO DESIGNER‘S WEEKに出展。ディスプレイデザイン賞2009入選) |
「心豊かな食・住文化を創る」。当社は、従来からキッチンを中心として、事業を営んできました。
キッチンは、私たちの生活の中で食と住の交点にあります。おいしいもの、こころのこもったものをつくり、食べ、そして語らい、過ごす。クリナップは、キッチンこそが住空間の核であると考え、企業理念「家族の笑顔を創ります」の実践に尽力しています。また、当社はキッチン等の水まわり空間における最適素材として、「ステンレス」にこだわりをもったモノづくりに取り組んでいます。ステンレスは優れた耐久性やリサイクル性から「eco素材」として注目されていますが、当社独自のステンレス加飾技術により、高い意匠性を備えた「デザイン素材」としての魅力も備えています。「キッチン」と「ステンレス」、この2つの要素にこだわりを持ち、人々の笑顔につながっていくモノづくりを今後も発信していきます。